笏谷石×吉田正尚

青き静寂に宿る、頂への情熱

笏谷石

悠久の刻を超えて、
福井の地に眠る青き石。
その冷たくも温かい肌触りを、
日々の暮らしへ。

笏谷石(しゃくだにいし)は、福井県福井市・足羽山で採掘されてきた凝灰岩(火山礫凝灰岩)です。
水に濡れると青みが鮮やかに浮かび上がり、深い青へと変化することから
「越前青石(青石)」とも呼ばれ、親しまれてきました。
古くは約1500年前の古墳時代の石棺にも用いられたという資料が残る名石です。
石質はやわらかく加工しやすく、福井の暮らしの中で広く活用されてきましたが、採掘は1998年9月に終了し、現在は再利用品しか手に入らない貴重な石となっています。

Collection

笏谷石×吉田正尚

本商品は、笏谷石の価値と福井の石文化を正しく未来へつなぐため、株式会社 ふくいブルー が製造・監修を行う、限定生産の笏谷石大皿です。
同社は、笏谷石が持つ“濡れるほどに深まる青”の美しさに着目し、その魅力を現代の暮らしと作品づくりへ結び直してきました。「ふくいブルー」という名も、その笏谷石が見せる独特の青に由来する考え方であり、単なる石材ではなく、福井の記憶や風景を宿す素材として向き合う姿勢を表しています。

笏谷石を“ただの素材”として扱うのではなく、石が持つ歴史的背景・質感・色味の魅力まで含めて一つの作品として成立させるため、株式会社 ふくいブルー が企画段階から関与し、素材選定・仕立て・仕上げ・意匠の表現に至るまで、品質と世界観を統一しています。笏谷石は一枚ごとに表情が異なるからこそ、「どの青を、どう見せるか」という監修の目線が、完成度を大きく左右します。

今回の作品には、吉田正尚 選手のシルエットと、本人直筆の「頂」をトレースし、刻むデザインを採用しました。石の表情や硬さの個体差を見極めながら、一点ごとに最適な加工精度が求められる繊細な工程です。監修のもと、彫りの深さや線の強弱、余白の取り方まで細部を調整し、笏谷石の魅力が最も映えるバランスを追求。観賞用アートとしての完成度を高めました。

希少な笏谷石を用い、確かな管理のもとで丁寧に仕立てるため、生産数には限りがあります。
“福井の青”を象徴する笏谷石と、吉田選手の「頂」。その二つの価値を正面から結び、福井の石文化を衰退させないための意思まで刻み込んだ、真正性のある一枚としてお届けします。

笏谷石

福井には、濡れるほどに青みを増す石があります。
笏谷石(しゃくだにいし)。城や寺社、街の暮らしを支えてきた“福井の石文化”そのものです。

けれど今、この石は「採れるから使う」存在ではありません。採石の環境が限られ、扱える職人も多くはありません。だからこそ、笏谷石はただの素材ではなく、受け継ぐべき文化になりました。

――このまま静かに衰退させたくない。福井の誇りを、未来につなげたい。
その想いから、このコラボレーションは動き出しました。

吉田正尚

福井県出身のプロ野球選手、そして県内初メジャーリーガーである吉田正尚選手。
世界の舞台で挑戦を続ける吉田選手が、自分を支えてきた原点として語るのは「福井で培った心」と「積み重ね」です。

今回の作品には、未だ語り継がれる日本を救った一打を放った吉田選手のバッティングシルエット、そして本人直筆の言葉 「頂」 をトレースし刻みました。
“頂”は、勝利や到達点だけを意味しません。毎日を積み上げる姿勢、挑み続ける意志、そして故郷への誇り――そのすべてを一文字に込めた、吉田選手の象徴です。

「頂 -ITADAKI-」

石はひとつとして同じ表情がありません。微細な粒の入り方、色のゆらぎ、深み。笏谷石が持つ唯一無二の景色に、吉田選手の「頂」が重なり、福井という縁に導かれた作品になりました。

この「頂 -ITADAKI-」は、限られた笏谷石を用い、職人が一枚ずつ仕立てるため限定生産となります。
手作り且つ天然石のため、模様は1枚1枚ことなり、部分的に傷のように見えることもありますが、味としてお楽しみいただければ幸いです。
手に取っていただくことが、笏谷石の文化を守り、次の世代へつなぐ力になります。
福井の石と、福井の挑戦者が刻んだ「頂」。
軌跡と文化を未来へ残すための一枚です。

プロフィール

吉田正尚

吉田 正尚
福井県福井市出身。2015年ドラフト1位でオリックスに入団した左の強打者。卓越したコンタクト力と勝負強さで首位打者にも輝き、2026年現在はMLBボストン・レッドソックスに所属する。

日本代表として東京オリンピック、2023年WBCでも存在感を示し、WBC準決勝メキシコ戦では7回に起死回生の同点3ランを放って流れを引き寄せ、優勝への道を切り開いた。2026年WBCでも全試合で侍ジャパンの4番を務めた。

笏谷石

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1. 水で目覚める「青」——越前青石の魅力

笏谷石(しゃくだにいし)は、福井市・足羽山一帯で採掘されてきた石材です。水に濡れると深い青色が鮮やかに浮かび上がることから「青石(越前青石)」とも呼ばれ、薄青色できめ細かなものほど上質とされ、親しまれてきました。

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2. 1600万年前から続く、福井の石文化

笏谷石は、約1600万年前の火山活動で降り積もった火山灰が固まってできた火山礫凝灰岩です。古墳時代の石棺に用いられた記録も残り、平安末期には石造美術品、戦国期の一乗谷朝倉氏遺跡では石仏から生活用品までが出土しています。安土桃山〜江戸期には城の土台や石垣にも用いられ、北前船によって全国へ流通し、各地で基礎石や敷石などに活用されていきました。

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3. もう採れない石——いまは“再利用品”だけの希少性

笏谷石の採掘は1998年9月に終了しており、現在は新たに採掘されていません。そのため、現存する笏谷石は限られ、希少性の高い石材となっています。こうした背景から、失われつつある福井独自の石文化を未来へつなぐために「蘇生」という考え方が生まれました。

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4. 眠っていた石を器へ——「蘇生笏谷石 福井の輝き」

『蘇生笏谷石 福井の輝き』は、県内の古民家などで建材として使用されていた笏谷石を収集し、「器」として再生するシリーズです。明治期の建築物に使われていた笏谷石を用いた器もあると紹介されています。自然石ならではの素材感に加え、やさしい手触りや軽さ、冷たさ・温かさを保ちやすい特性も魅力として挙げられています。

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